KNXテクニカルワークショップに参加。KNXの未来と日本ピー・アイの今後について

2015年3月27日に新横浜にあるテュフラインランドジャパン株式会社で開催されたKNXテクニカルワークショップに参加してきました。

そこで学んだKNXのことに加え、日本ピー・アイとしての今後の取り組みについてご紹介したいと思います。

KNXとは?

KNXとは、ヨーロッパ発祥のオフィスビルだけではなく一般家庭も含めた設備機器の制御のための通信プロトコルです。

照明はもちろん、冷暖房空調設備、セキュリティ、ブラインド、エレベーター、火災警報システムなど、KNX認証の機器であれば、メーカーが違ってもトータルで制御できるというものです。

ビルのプロトコルとしてはBACnetがありますが、KNXはBACnetの下の階層になりLonWorksやDALIと同じ位置になるとのこと。また、中央監視システムなどにつなげるためには、KNXからBACnetにデータを送ってつなぐ必要があります。

なぜKNXか?

照明の制御といえば5年程前からDALIが来る来ると言われてきましたが、現状はみなさんご存知のとおりまだ普及はしていません。しかし、昨年ようやく大手照明器具メーカーのコイズミ照明がDALIに対応することを発表し、今年のライティング・フェアではDALI対応のラインナップを展示するなど、いよいよ今年からDALIが始まった気配です。

実はKNX自身も照明制御の機能があるのですが、ヨーロッパではDALI対応機器が普及している為、KNXにDALIのゲートウェイをつけることで、照明制御とその他の設備機器とのコントロールをすることできます。

まだまだ日本国内では実績の無いKNXですが、一番の特長としては、機器間の動作保証性が高いというところがあり、これは動作検証をするためのテスト・ツールがひとつだけしかないことで実現しているとの話でした。

KNXについては、インターテックリサーチ株式会社 新谷隆之さんがブログに詳しく書かれています。

今後のKNX

今年の3月に開催されたスマートグリッドEXPOでも感じたのですが、今後はエネルギーの発電・蓄電が今よりもっと普及し、供給できる電力量と設備で消費する電力量の最適化が当たり前のように行われる世界になっていくと思われます。

そうなると、設備の機能をどの時点でどこまで使用するかをコントールするのはもちろんのこと、温度、湿度、日照などの自然環境の変化や、施設内の人の存在や行動といった情報をフィードバックして最適化をおこなうことが求められるようになり、使用される設備機器は自由にコントロールできることが絶対条件になりそうです。

そういった意味で、施設全体での設備機器のコントロールが横断的に可能なKNXのようなものが普及することでしょう。

制御と日本ピー・アイ

日本ピー・アイは【適光適所】の考えで、これまでガソリンスタンドや車のショールーム、工場、オフィス、水族館、病院などの照明提案を行ってきましたが、今後はより【制御】に注力し、新しい時代に必要となる照明のあり方や、他の設備機器との連携、最適なエネルギーの使い方を提案していきたいと思います。